先日、福岡でたぶんはじめて“もつ鍋”を食べてきました。
同じ“もつ”の料理で、個人的に大好きなのが『四神湯』というスープです。
以前、同僚のZ君が夜更けに原チャの後ろに乗っけて食べに連れて行ってくれたのが、初めての出会いでした。
その店が、台北にある『阿桐阿寶四神湯』というお店でした。
『阿桐阿寶四神湯』の紹介記事・・・台北ナビより
『四神湯』は豚の小腸とハトムギ、蓮の実、茯苓(ブクリョウ)、オニバスの種子、干し山芋のスープで、見た目はかなり地味なスープです。
正直、あまりおいしそうにも見えなかったのですが・・・ところがびっくり、これが相当美味しかった・・・
この調味料の味という感じでもなく、ちょっとずれた説明かもしれませんが、スープのそれぞれの素材から出る“出汁”の味なのでしょうか??豚の小腸がまた利いています。
食べて、ほんとに元気が出て来る感じがしたスープでした。
このお店、スープメインで、あとはチマキと肉まんしかなかったと覚えているのですが、個人的には、チマキを一緒に頼むのがおすすめです。
このチマキが美味しいこともさることながら、スープとよく合います。
美味しいと知って食べに行くのも楽しいですが、全く何も知らないところから美味しいものを見つけたときの喜びは、ほんと格別です。
Z君、ありがとう!!
このお店、台北では有名なようで、またこのスープも結構ポピュラーだそうです。
街の乾物屋さんとかで、このスープ用の漢方素材パックが売っていて、家で小腸を加えて四神湯を気軽に作れるようになっていました。自分も買って日本に持って帰ってきています。
小腸の下処理はちょっとひと手間ですし、なかなか手に入りにくかったりもするので、その時には、小腸の代わりにスペアリブを使っても美味しいです。でも、やはり小腸は捨てがたい・・・
梅雨明け初夏のこの季節、夏バテ気味の時にはとっておきのスープです。