先日、神戸で買った中国茶の急須です。
中国の「宜興」という町が、急須の産地としてとても有名です。
最初は中国茶から入りましたが、
そのうち、小さめの宜興の急須を集め始め…
本当は、その急須を使ってお茶を飲むものなのに、
使うこともなく、眺めたりしています。
宜興の急須は、一般的に、作られた年代が古いほど珍重されているところがあります。
それは、材料の土の問題で、
今はもう掘ってしまった昔の土のほうが、質が良かったということらしいです。
しかし、今の時代の急須でも、良いものや作家ものはやはりいい値段がします。
そこで、お茶屋さんやお店の棚の奥にに眠っている、昔仕入れたままの急須を、主に探して買っていました。
写真の急須も、それ自体は“半手工”と呼ばれる、工場での量産品なのですが、
造りからして、おそらく…~1970年代のものではないかと予想しています。
ま、そうでなかったとしても、一目見た時の印象でお気に入りになり、値段もお手頃、
お気に入りを見つけられたということ自体が、楽しいものです。